一軒家のような感覚で住める集合住宅

テラスハウスとは、複数の住居が共有の壁を挟んで連なっている集合住宅のことです。多くは2階建てや3階建ての建築物ですが、マンションとは違い、共用の廊下や階段、エントランスなどはありません。居住者は各住居ごとに設置してある玄関から直接、部屋に入る形になります。住居内には、メゾネットマンションのように2階と1階をつなぐ階段があり、物件によっては屋外に専用の庭や駐車場を設置しているケースもあります。集合住宅と言っても、住み心地や使い勝手はむしろ戸建て住宅に近い感じです。

見た目が洗練されていて、家賃も手頃

複数の住居から成るテラスハウスは、同じ数の一戸建てを建設する場合と比べ、外壁の面積が小さくて済みます。また水道や電気なども一括して設置できるので、建築費用が削減できるのが強みです。そのため手頃な家賃で借りられるテラスハウスも少なくありません。それでいて洗練された内装や外装も物件が多く、コスパはかなり良いと言えるでしょう。しかしテラスハウスの賃貸住宅は、まだ戸数が限られているので、自分の希望に合った物件は見つけにくいかもしれません。また生活音の問題もあります。他に居住者がいない上階と下階へは、特に気を使う必要はありませんが、隣家とは壁一つ隔てているだけなので、配慮が必要です。尚、世間ではテラスハウスをシェアハウスのような住宅だと思われている節がありますが、これはかつて放送されたテレビ番組の影響でしょう。その実態はかなり違う訳ですが、工夫次第でシェアハウスとして活用することも可能です。例えば1階と2階で共有部分とプライベートなスペースを分けるなどすれば、共同生活に相応しい住まいになるでしょう。

千歳の賃貸物件を借りる前に必ず内見をしておくことをおすすめします。その際には、メジャーやカメラ付スマートフォンなどを持参して、室内や設備のサイズを図っておくとよいでしょう。