新居での生活スタイルから考える
注文住宅は、施主の予算や好みに合わせて自由に設計できる住宅です。外観や間取りだけではなく、どこに建築するかも施主が決められます。建築予定の土地を確保していないなら、まずは土地探しから始めなくてはいけません。土地の広さに応じて、建てられる住宅の規模が決まるからです。購入する土地の候補が決まっていないときは、新居でどのような生活をしたいのかイメージするとよいでしょう。都会に近い場所がよい、広い庭が欲しい、購入予算はこのくらいなどの条件が具体的になるほど土地のイメージも明確になります。具体的な検討に入るときは、不動産仲介企業やハウスメーカーに相談すると情報を集めてくれます。理想に近い土地と出会うにはタイミングも大切になるので、ある程度の時間が必要です。
追加コストが必要な土地もある
あらゆる点で理想的な土地と出会うのは、難しいかもしれません。ある程度の時間をかければ、納得できる土地を見つけられる可能性が高まります。このとき、立地や広さだけに注目しないようにしましょう。土地によっては、建築を始める前に地盤改良を行わなくてはいけない場合があります。また、郊外を中心に上水道や下水道が整備されていない土地もあります。このようなとき、建築前に追加工事が必要になり最終的な建築コスト影響するので注意しましょう。建築予算が潤沢にあれば大半の課題はクリアできますが、あまり余裕がないなら追加で資金を集めるか土地を妥協するか決定します。土地探しに詳しい施主は少ないので、専門家の協力を得ることが大切です。
注文住宅は、住宅の建築に施主が設計時から関与し、理想の住まいを建てることができます。部屋の間取りだけでなく、使用する木材や建具など、詳細な打ち合わせをすることが魅力です。